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多言語の舞台で演技すること――SPAC俳優へのインタビュー


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開催概要

静岡県の劇団SPAC(静岡県舞台芸術センター)の俳優の布施安寿香さんをゲストにお招きして、多言語の舞台で演技するとはどういうことなのかをインタビューするオンライン?イベントを開催します。

布施さんが没落貴族の娘アーニャの役で出演されたアントン?チェーホフの『桜の園』(フランスの演出家ダニエル ?ジャンヌトーによる演出)では、フランス語と日本語が用いられており、その舞台の全編映像は、国際交流基金の「STAGE BEYOND BORDERS」で無料公開されています(https://youtu.be/zwf_WobI7eY)。この映像を見ると、日本語を用いる俳優が日本語で話しかけ、フランス語を用いる俳優がフランス語で応えるというやりとりが、いたるところで繰り広げられているのがわかります。

しかし、多言語の舞台に立って演技をするというのは、いったいどのような経験なのでしょうか。『桜の園』に出演した俳優たちのほとんどは日仏のバイリンガルではなく、相手の話す言葉をその場で完全に聞き取って理解していたわけではないそうです。そのような状況のなか、日本語話者である俳優がフランス語に反応し、日本語で応答する(または、フランス語話者である俳優が日本語に反応し、フランス語で応答する)というのは、どのような行為なのでしょうか。そのとき、俳優の身体や意識には、何が起こっているのでしょうか。

『桜の園』の映像を交えつつ、多言語の舞台で演技することについて、布施安寿香さんにお話を伺ってみたいと思います。

協力:SPAC - 静岡県舞台芸術センター

日時

2023年3月29日(水曜日) 20時00分~22時00分(120分)

会場

オンライン(Zoom)

参加費

無料

定員

20名程度

お申し込み

3月22日(水曜日)までにグーグルフォームから参加申し込みをお願いいたします。応募者多数の場合、抽選とさせていただく場合があります。あらかじめご了承ください。ZoomのURLについては、3月23日(木曜日)に、グーグルフォームにご登録のメールアドレスにお送りいたします。

申し込みフォームへ

(外部リンク)

ゲスト略歴

布施安寿香

(撮影:加藤孝)

布施安寿香 氏

舞台俳優。2002年より宮城聰主宰ク?ナウカシアターカンパニー(現在は活動休止中)所属。2006年よりSPAC(静岡県舞台芸術センター)を中心に国内外で活動している。主な出演作品、泉鏡花作?宮城聰演出『夜叉ヶ池』、チェーホフ作?ダニエル?ジャンヌトー演出『桜の園』、三島由紀夫作?石神夏希演出『弱法師』など。子供の頃から、身体と言葉の関係のもどかしさを感じ、文学や哲学に興味を持つ。大学生の時に演劇と出会い、以降、パフォーマンスを通して、そのもどかしさについて考えている。近年は、言葉に興味を持つミュージシャンやダンサーからの誘いで演劇の枠を越えたクリエーションに参加したり、小説を戯曲として演じたり、演劇を用いたワークショップなどもしている。

SPAC(スパック)について

スパックのロゴ

SPAC - 静岡県舞台芸術センターは、東静岡にある静岡芸術劇場や日本平にある舞台芸術公園を拠点として俳優、創作技術?制作スタッフが活動を行う静岡県が設立した劇団です。多彩なラインナップからなる舞台芸術作品の創造?上演とともに、中高生鑑賞事業や地域へのアウトリーチ活動などにも取り組んでいます。

■SPAC 公式サイト
https://spac.or.jp/(外部サイトへリンク)

お問い合わせ

静岡県立大学言語コミュニケーション研究センター特任講師 小田透
E-mail:t-oda@u-shizuoka-ken.ac.jp

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