文部科学省および独立行政法人日本学術振興会（JSPS）が募集した「大学の世界展開力強化事業～COIL型教育を活用した米国等の大学間交流形成支援～」に、本学、上智大学およびお茶の水女子大学の3大学合同で申請した事業「人間の安全保障と多文化共生に係る課題発見型国際協働オンライン学習プログラムの開発」が採択されました（事業期間2018～2022年度）。

本事業では、オンライン教育（Collaborative Online International Learning : COIL）を利用した遠隔教育と交流事業を軸に、日米2国間の大学間連携を図ります。日本側3大学および米国側10大学が参加し、(1)学生へのグローバル教育機会の提供、(2)連携大学と地域社会のリソースを活用した多層的な学生交流の推進、(3)国際協働オンライン学習プログラムの第三国への展開を通じた途上国での教育格差是正への貢献、の3つを目標に掲げ、2018年9月より活動を展開していきます。

本事業の最大の特徴は、国内3大学の強みを組み合わせた、国内循環型のマルチキャンパスでの留学生受入プログラムの実施です。東京の2大学で講義を受けた留学生が、本学を通じて静岡県内の企業?団体でのインターンシップに参加し、地域での国際交流と新たな形の産学連携を促進します。また、上智大学では英語による講義、お茶の水女子大学では日本語教育を中心に提供し、3大学のリソースを最大限に活用します。

また、授業科目へのCOIL導入を促進し、米国大学とつなぐことで、経済的理由や大学の履修カリキュラムの関係上、留学機会が得にくい学生に、米国の学生と共に学ぶ場を創出します。

本事業を通じ、人間の安全保障と多文化共生の観点から国際社会における課題を発見し、その解決に貢献できる人材の育成を目指して、活動に取り組んでいきます。


文部科学省「大学の世界展開力強化事業」の概要と、3大学合同事業の概念図は、以下のファイルを参照してください。

（2018年9月12日）