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大学院生が在宅看護学会学術集会で優秀ポスター賞を受賞


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在宅看護学会学術集会 優秀ポスター賞

「第8回日本在宅看護学会学術集会」が12月8、9日に小鹿キャンパスで開催され、大学院看護学研究科修士課程1年の長谷部美紀さんが発表した「自宅退院を躊躇する家族への援助方法の検討-渡辺式家族アセスメント/支援モデルを用いて-」(共同研究者:青木瞳?同修士課程1年、冨安眞理?看護学部教授)が、優秀ポスター賞を受賞しました。

受賞について

この事例は、私が受け持ち看護師として退院支援に難渋していた際、「渡辺式家族アセスメント/支援モデル」を活用し、実践に反映した事例です。内容を要約してご紹介します。
Aさんは、自宅退院を希望しリハビリに意欲的に取り組んでいました。家族関係は良かったのですが、ご家族はトイレ動作自立を自宅退院の条件としていました。在宅サービスを利用すれば退院は可能ではないかと勧めましたが、なかなかご家族の同意が得られず介入に難渋していた際に、家族看護論のゼミで「渡辺式家族アセスメント/支援モデル」を知りました。本支援モデルは、患者や家族成員の抱えている困りごとを、関わる人々の関係性において理解するためのツールです。このツールを用いて分析した結果、ご家族がAさんの介護に対する不安が大きかったこと、看護師はAさんが自宅に帰れることを重要視し、ご家族の状況をアセスメントできていなかったことに気づきました。突然の受傷でご家族も危機的状況にあることを踏まえた介入を行い、自宅退院に前向きな言動がみられるようになりました。
この事例での経験以降、渡辺式アセスメントツールを意識して関わることで、見えないご家族と患者さんとの関係性をアセスメントできるようになり、環境を含めた大きな視点でそのひとの全体像を捉えられるようになったと感じています。職場のスタッフにも家族看護学の勉強会を行い、学びを共有しました。大学での授業は現場ですぐに活用でき、質の高い看護の提供につながることを実感しました。
事例をまとめるにあたっては、共同研究者である青木瞳さんと冨安眞理教授と話し合いを重ねたことで、より深い分析ができたと思います。大学での学びを実践に生かしていけるよう、研究活動に取り組んでいきたいと思います。
 
長谷部美紀

長谷部さん(左)と共同研究者の青木さん

(2018年12月19日)

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