経営情報学部 上原克仁准教授のゼミ(上原ゼミ)では今年度、3つの地域課題解決に向けた取り組みを行い、ゼミ生がその成果報告を行いました。
第4回ふじのくに地域?大学フォーラムで報告
2月16日、常葉大学静岡草薙キャンパスで「第4回ふじのくに地域?大学フォーラム」が開催され、上原ゼミは「県内における女性の子育て世代の離職要因分析とその課題解決のための提案」(課題提案者:静岡県男女共同参画課)の活動報告を行いました。県内で子育て中の女性を対象に実施した就業に関する意識調査と県内市町へのヒアリング調査の結果などをもとに、静岡県に対し政策提言を行いました。
コメンテーターを務めた鬼頭宏本学富易堂rich88手机版から、「ライフイベントを機に退職する女性が多いのはなぜか、そして退職した女性のその後の就業の実態をさらに調べ、静岡ならではの政策を提言してほしい」と激励がありました。
コメンテーターを務めた鬼頭宏本学富易堂rich88手机版から、「ライフイベントを機に退職する女性が多いのはなぜか、そして退職した女性のその後の就業の実態をさらに調べ、静岡ならではの政策を提言してほしい」と激励がありました。
Work&Life インターンシップに参加し、女性活躍先進事例研究会で報告
2018年11月から2019年1月にかけて、子育てしながら働く女性に2日間同行し、仕事と家事?育児を体験するWork&Lifeインターンシップに参加しました。地域課題解決のための政策提言に向け、就業に加え、子どもの送迎や帰宅後の食事の準備、洗濯、子どもの世話といった家事、育児を体験。就業中に子育て中の女性社員に行ったヒアリング調査結果もふまえ、気付いたことや感じたことを、2月18日に静岡県男女共同参画センター「あざれあ」で開催された静岡県主催の「女性活躍先進事例研究会」で報告しました。
藤枝市 地域政策研究?創造事業成果報告会で報告
3月14日に藤枝市産学官連携推進センターで開催された「藤枝市地域政策研究?創造事業成果報告会」で、同事業に採択された県内5大学(静岡県立大学、常葉大学、静岡産業大学、静岡大学、静岡福祉大学)の学生と教員が研究成果を報告しました。
上原ゼミに課せられたテーマは「女性が輝き、活躍できるまちづくりの提言」で、生産年齢人口が減少する今日、女性の就業率と潜在労働力率の差(M字カーブ)を解消するためには市は何をすべきなのか、藤枝市在住の子育て世代の女性の意見を広く聞くため、スマートフォン等で回答可能なアンケート調査を行いました。さらに Work&Life インターンシップでの体験をもとに、働く意思がある女性がみな希望する形で働けているかが重要と考え、「働く女性がより負担なく働き続けられるように」、「復職を希望する女性がスムーズに希望通りに復職できるように」という2つの視点から藤枝市に政策提言を行いました。
上原ゼミに課せられたテーマは「女性が輝き、活躍できるまちづくりの提言」で、生産年齢人口が減少する今日、女性の就業率と潜在労働力率の差(M字カーブ)を解消するためには市は何をすべきなのか、藤枝市在住の子育て世代の女性の意見を広く聞くため、スマートフォン等で回答可能なアンケート調査を行いました。さらに Work&Life インターンシップでの体験をもとに、働く意思がある女性がみな希望する形で働けているかが重要と考え、「働く女性がより負担なく働き続けられるように」、「復職を希望する女性がスムーズに希望通りに復職できるように」という2つの視点から藤枝市に政策提言を行いました。
しずおか中部連携中枢都市圏地域課題解決事業研究成果発表会で報告
3月18日に静岡市役所で「平成30年度しずおか中部連携中枢都市圏地域課題解決事業研究成果発表会」が開催され、上原ゼミは「出生率の向上-出生率に影響を与える要因分析から明らかになった焼津市の現状と解決のための提言-」(課題提案者:焼津市政策企画課)に関する活動報告を行いました。静岡県が平成28年に発行した『ふじのくに少子化突破戦略の羅針盤』を参考に、子育てに関する新たなかつ最新のデータを収集し、主成分分析や重回帰分析を行って出生率が高い市町にはどのような特徴があるのか分析しました。そして、出生率が高い市町は労働環境要因の数値が高く、正の有意な影響を及ぼしているという分析結果をふまえ出生率が高い県内4市町にヒアリング調査を行い、得られた知見をもとに、焼津市に対し出生率向上に向けた政策提言を行いました。
焼津市で地域課題解決事業の成果報告
3月26日に焼津市役所で、今年度上原ゼミが行った3つの活動の成果を報告する機会を得ました。焼津市の政策企画部、こども未来部、さらにはヒアリング調査に伺った掛川市企画政策課の職員の方にも出席いただき、成果報告の後には現場目線での多くのコメントや質問があり、活発な議論が展開されました。さらに、今後の研究を進めていく上でのヒントやアドバイスも頂くなど、学生にとって大変有意義な会となりました。
(2019年3月27日)