富易堂rich88手机版

图片

グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



第23回薬学講座を開催しました


ホーム >  ニュース >  第23回薬学講座を開催しました

1月16日、薬学部主催で第23回薬学講座を開催しました。これは、薬学部で学ぶ学生に薬学の「光と影」を知ってもらうことを目的とし、毎年開催しているものです。

講演1は「B型肝炎 いのちの教育」と題し、全国B型肝炎訴訟静岡県原告団?弁護団の中野江里香弁護士、橋本和昭氏、小川洋子氏が講演を行いました。中野弁護士はB型肝炎訴訟の歴史や患者が受ける差別について説明し、「B型肝炎患者が最も差別を感じたのは医療機関での場面であった。医療を志す学生の皆さんにそのことを知ってほしい」と述べました。また、橋本氏は患者の立場から、小川氏は遺族の立場から、患者の受ける苦しみや無念さについて語りました。小川氏は「夫の苦しさや、自分が感じた寂しさを味わう人が減ることを願っている」と学生に想いを伝えました。講演後は活発な質疑応答が行われました。学生からの「国を許せる日はくるのか」という質問に対し、橋本氏は「許す、許さないという感覚はない。1人でも多くの人を救っていきたいという気持ちが強い。薬が効くか、副作用があるかは飲んでみないとわからない。今日講演を聞いた皆さんが薬を開発することがあれば、それが事前にわかるようにしてほしい」と答えました。質問した学生は橋本氏の答えに対し、「医療を志す者として、正しい知識をもって行動していきたい」と決意を述べました。

講演2は協和キリン株式会社研究本部イノベーションセンターエグゼクティブリサーチディレクターの山崎雄司氏が講師を務め、「抗FGF23抗体ブロスマブの研究開発~Life changing な価値を有する?本発のブロックバスター~」についての講演を行い、X染色体連鎖性低リン血症(XLH)治療薬である「burosumab」の開発の道のりについて説明がありました。山崎氏はユーモアを交えながら「腎臓の研究をしていたら骨の薬ができた」と話し、研究のコンセプトや方法などの詳細を解説しました。講演後の質疑応答では学生から研究手法などについて多くの質問がありました。講演の最後には、臨床開発に参加していたXLH患者の「burosumab はlife changingな薬!」という感想が紹介され、創薬の可能性の大きさに学生は目を輝かせていました。

写真1

会場の様子

写真2

講演1での質疑応答

写真3

講演2講師を務めた山崎氏

(2025年1月17日)

モバイル表示

PC表示