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教育方針



教育理念

現代の社会状況は変化を続け、日本社会の将来についてはローカル/グローバルなレベルにおいて従来のスキームでは十分に対応できない様々な課題が顕在化している中、新たな発想で道を切り開く方策への期待が高まっています。こうした時代に即した社会的要請に応えるために、経営、公共政策、情報の3学問分野を柱としつつ観光学を分野横断的に組み入れ、社会における様々な課題解決につながるイノベーションを推し進める高度かつ実践的な研究教育を行い、将来のイノベーションの担い手、高度な専門的人材を育成します。

教育目標

博士前期課程

博士前期課程においては、学術活動における高い問題意識と知識へのあくなき希求が鍵であると考え、こうした知的体験を通じて、経営、公共政策、情報、観光に関する専門的かつ実践的な知識を有し、それらを基軸としたイノベーションの担い手となりうる高度な専門的人材を育成することを目指します。具体的な人材育成像を下記に示します。
  1. 経営分野においては、①高度なマネジメント知識を駆使して、地域経済に活力を与えることのできる人材、②経営?地域イノベーションを遂行しうるアントレプレナー、③企業内において、高度な専門知識を活用して、経営革新?組織改革などを遂行しうる専門的職業人を養成します。
  2. 公共政策分野においては、①経済?社会のグローバル化、少子高齢化や人口減少などに対応した政策の展開ができるように、より高度な理論的かつ実践的な知識を身に付けた行政職員、公的団体職員、政策アナリスト、②社会変革と「新たな公」の担い手になりうる専門的職業人としてのNPO幹部/ソーシャル?アントレプレナーを養成します。
  3. 情報分野においては、①大量?多様なデータに対して先端的かつ独創的な知的処理により社会の各分野で価値を創出できるデータアナリストや、②社会のイノベーションを支える大規模複雑な知的情報システムを設計?開発できるデータエンジニアなどのデータサイエンス技術者を養成します。
  4. 観光分野においては、①地域の資源や産業を融合させ、魅力ある観光事業を創造し、経営できる人材、②地域活性化のために、多様な組織形態がありうるDMO?観光協会?地方公共団体などで活躍できる人材、③観光に関する問題解決のため、観光調査を設計しデータを収集?分析し提言ができる人材を養成します。

博士後期課程

博士後期課程においては、博士前期課程の研究教育分野を基礎としつつ、社会的課題を的確に把握し、あらゆる社会的領域にイノベーションをもたらす仕組みを創造できる人材を養成します。具体的には、高度な研究開発能力を有し、地域において指導的立場に立ってイノベーションの制度的な枠組みを主導的に構築する(アーキテクトする)中核的人材、及びイノベーションに関するより高度な研究を目指す実務志向の研究者の養成を目指します。具体的な人材育成像を下記に示します。

<社会やビジネスの仕組みを創造する人材>
(1) 高度な専門的職業人
高度な経営知識を身に付けた、トップマネジメントに代表される組織のリーダーを育成します。
(2) 起業家 / ビジネスイノベーター
グローバルな視点と地域の視点を併せ持ち、地域社会の問題解決ができる起業家やビジネスイノベーター及びそれらの支援を行う高度専門職を育成します。
(3) ソーシャル?イノベーター
まちづくり、医療、福祉、観光といった分野で社会や組織の仕組みを大胆に変革していくソーシャル?イノベーターを育成します。

<実務志向の研究者>
(1) イノベーション研究者
情報や社会全般に対する視野を広げるとともに組織のイノベーションに関する理論?方法?実例を深く修得し、大学等の研究機関及びシンクタンクにおける研究者として活躍できる人材を養成します。
(2) データサイエンス研究者
社会?経営に対する深い見識を持つとともに、データサイエンスに関する理論?方法?実例を深く修得し、大学等の研究機関における研究者として活躍できる人材を養成します。

学位授与の方針(ディプロマ?ポリシー)

博士前期課程

博士前期課程においては、学術活動における高い問題意識と知識へのあくなき希求を通じて、経営、公共政策、情報、観光に関する専門的かつ実践的な知識を有し、それらを基軸としたイノベーションの担い手となりうる高度な専門的人材を育成することを目指します。
この考え方に基づいて、授業科目などを通じて、当該研究分野に関する専門的かつ実践的な知識を獲得するとともに、研究指導を通して修士論文を作成し、論文の審査及び試験に合格することが求められます。
なお、博士前期課程において求められる授与学位ごとの具体的な到達能力は、以下のとおりです。
  1. 学位(経営情報学)
    (1)経営情報学、または、経営?情報の学問分野に対して、自己の専門分野に関する専門的な知識を有すること。
    (2)現代の地域社会において懸案とされている様々な課題を理解し、課題を学術的方法で解決する能力を有すること。
    (3)獲得した知識、問題解決能力を活用し、地域社会の中でイノベーションの実践を担う能力を有すること。
  2. 学位(学術)
    (1)政策?観光の学問分野に深い関わりをもつ研究、または、分野の枠にとらわれない融合的?学際的分野に深い関わりをもつ研究において、自己の専門分野に関する専門的な知識を有すること。
    (2)現代の地域社会において懸案とされている様々な課題を理解し、課題を学術的方法で解決する能力を有すること。
    (3)獲得した知識、問題解決能力を活用し、地域社会の中でイノベーションの実践を担う能力を有すること。

博士後期課程

博士後期課程においては、博士前期課程の研究教育分野を基礎としつつ、社会的課題を的確に把握し、あらゆる社会的領域にイノベーションをもたらす仕組みを創造できる人材を養成します。
この考え方に基づいて、特殊講義科目及び特殊演習科目を通じて、当該研究分野及びそれに隣接するより広範な知識と方法論を獲得するとともに、研究指導を通して博士論文を作成し、論文の審査及び試験に合格することが求められます。
なお、博士後期課程において求められる授与学位ごとの具体的な到達能力は、以下のとおりです。

  1. 学位(経営情報学)
    <社会やビジネスの仕組みを創造する人材>
    (1)経営情報学、または、経営?情報の学問分野に対して、自己の専門分野に関する高度な専門的知識を有すること。
    (2)現代の地域社会における課題を的確に発見?把握し、課題を学術的方法で解決する能力を有すること。
    (3)地域における指導的立場に立脚し、イノベーションの制度的な枠組みを主導的に構築する中核的人材としての、実践的能力を有すること。

    <実務志向の研究者>
    (1)経営情報学、または、経営?情報の学問分野に対して、自己の専門分野に関する高度な専門的知識を有すること。
    (2)現代の地域社会における課題を的確に発見?把握し、課題を学術的方法で解決する能力を有すること。
    (3)イノベーションに関連する高度な研究開発を目指す研究者としての研究能力を有すること。

  2. 学位(学術)
    <社会やビジネスの仕組みを創造する人材>
    (1)政策?観光の学問分野に深い関わりをもつ研究、または、分野の枠にとらわれない融合的?学際的分野に深い関わりをもつ研究において、自己の専門分野に関する高度な専門的知識を有すること。
    (2)現代の地域社会における課題を的確に発見?把握し、課題を学術的方法で解決する能力を有すること。
    (3)地域における指導的立場に立脚し、イノベーションの制度的な枠組みを主導的に構築する中核的人材としての、実践的能力を有すること。

    <実務志向の研究者>
    (1)政策?観光の学問分野に深い関わりをもつ研究、または、分野の枠にとらわれない融合的?学際的分野に深い関わりをもつ研究において、自己の専門分野に関する高度な専門的知識を有すること。
    (2)現代の地域社会における課題を的確に発見?把握し、課題を学術的方法で解決する能力を有すること。
    (3)イノベーションに関連する高度な研究開発を目指す研究者としての研究能力を有すること。


教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム?ポリシー)

博士前期課程

博士前期課程においては、経営、公共政策、情報、観光の4つの分野からなる専門的かつ実践的な科目群を設置しています。これらの科目群の履修は、研究課題や関心に応じて、分野の枠に制限されません。これにより、複合的要因により生じる現代の地域社会における課題の発見および、解決能力を涵養します。また、イノベーションに関する専門的かつ実践的な知識を獲得するための科目を、講義、特別講義として設置しています。
修士(経営情報学)を取得するには、経営、情報に関わる科目の履修と研究をします。修士(学術)を取得するには、公共政策、観光、あるいは広い分野にまたがって科目の履修と研究をします。
指導教員からの研究指導を受けて、研究テーマの選定、レビュー?調査?実験?観察、分析といった修士論文に要求される作業を行い、修士論文を作成します。
昼?夜?土曜開講やオンライン開講も実施しています。また、長期履修制度を導入しています。これらにより、就労?(組織内での)異動?転職?育児?介護といった学生それぞれに異なる様々なライフステージにおける就学を支援します。
研究指導は、指導教員との少人数でのゼミを通じて行います。

博士後期課程

博士後期課程においては、研究課題となる分野とその隣接分野に関する高度な専門的かつ実践的な知識の獲得するための、特殊講 義科目と特殊演習科目を設置しています。また、イノベーションに関する専門的かつ実践的な知識を獲得するための科目を設置しています。これにより、社会的課題を的確に把握し、あらゆる社会領域にイノベーションをもたらす能力を涵養します。
博士(経営情報学)を取得するには、主に経営、情報に関わる研究をします。博士(学術)を取得するには、公共政策、観光、あるいは広い分野にまたがって研究をします。
指導教員からの研究指導を受けて、研究テーマの選定、レビュー?調査?実験?観察、分析といった博士論文に要求される作業を行い、博士学位請求論文を作成します。
昼?夜?土曜開講やオンライン開講も実施しています。また、長期履修制度を導入しています。これらにより、就労?(組織内での)異動?転職?育児?介護といった学生それぞれに異なる様々なライフステージにおける就学を支援します。
研究指導は、指導教員との少人数でのゼミを通じて行います。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション?ポリシー)

本研究科では、経営、公共政策、情報、観光の4分野からなる専門的?学際的かつ実践的な研究に取り組み、イノベーションを担う問題解決型の人材育成を目指します。
また学部を卒業した学生のみならず、あらゆるライフステージにおける就学を支援し、研究活動に意欲的な社会人も広く受け入れます。


経営情報イノベーション研究科の求める学生像

博士前期課程

  1. 経営、公共政策、情報、観光の4つの分野における社会課題の発見及び解決能力を有する研究者や専門職業人を目指す人
  2. あらゆる社会領域にイノベーションをもたす能力を滋養し社会貢献を目指す人

博士後期課程

  1. 博士前期課程での研究を基礎に、専門分野とその隣接分野の高度な実践的研究をもとに、社会課題の解決を志向する人
  2. あらゆる社会領域にイノベーションをもたらす高度な能力を滋養し社会貢献を目指す人

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